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今年も・・・将棋界の一番長い日


 今年もまた、将棋界の一番長い日(2004.3.4)がやってくる。
 下記の文章は、昨年のA級順位戦終了後、ある掲示板に書き込んだものです。  *****************************************************************************  将棋会の1番長い日・・・それがA級順位戦最終日です。  あるものは名人への挑戦権を目指し、あるものはA級の地位を必死に守ろうとしています。  挑戦争いは佐藤棋聖が単独トップ。最終戦に勝てば自力で挑戦権を獲得します。  降級争いは4人  前期名人の丸山九段は降級確率1/8。順位第5位の森下8段は降級確率7/8  順位第9位の島8段は降級確率3/8。そして順位第10位の郷田九段は降級確率5/8  3/1、己のプライドと地位を賭けた戦いがいよいよ始まった。  22:50、まず羽生が最初の勝ち名乗り。羽生は6勝3敗、佐藤が敗れればプレーオフ出場の可能性を残した。  零時53分 丸山vs森下戦が終了。丸山、A級の座を死守!森下、9年間守り通したA級の座をついに明け渡す。  ほぼ同時に三浦vs島戦が終了。島執念の勝利でA級の地位を守る。  競争相手の丸山・島が勝ったため、郷田は自分の勝利・敗北に関係なくこの時点で降級が決まった。  だが対局中の郷田は、自分の運命が既に決まってしまったことなど知らずに戦い続ける。  全五局中、もっとも胸を打つ一番だった!  1時1分、佐藤vs郷田戦終了  単独首位を走り挑戦権にもっとも近い位置にいた佐藤が敗れ、挑戦権の行方は佐藤・藤井・羽生の3者プレーオフとなった。  結果からすれば、郷田さんの勝利は自分自身には報われなかったように見える。  だが、彼の棋士人生の中で、この経験が大きな成長の糧になるような気がする。
 *****************************************************************************  前期の郷田の対局する姿には本当に胸を打たれた。    解説の先崎が言った。  ”こんなことは普通ありえない。勝てば幸せになれるはずなのに・・・”  その声は震えていた。そして気のせいか、その目は潤んでいるように見えた。  ちなみに郷田が自分の降級を知ったは、対局場をでたところに、結果が書かれていて、 (壁に紙が貼ってあったのだろうか?黒板に書かれていたのだろうか?)、その時彼は、 ”そうか・・・”と呟いたそうだ。  今期はA級の座をかけた島が、ここまで全勝既に挑戦を決めている森内と対戦。  島がA級残留を果たすには、自分が勝ち、谷川vs久保で久保が負けなければならない。  果たして今期A級順位戦の結末は・・・  
米長理論−実戦編

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