将棋の館−盤上のドラマ−/勝負師金言集/愉快痛快!米長語録

愉快痛快!米長語録


1.”兄貴達は頭が悪いから東大に行ったが、俺は頭がいいので将棋指しになった。”
 米長語録の最大傑作!(笑)。米長先生は兄上が三人いらっしゃるのですが、お三方とも東大出身。米長先生だけが将棋の道
を志したわけですが・・・
 この言葉の真の意味は、兄上達が東大受験のために費やした勉強時間よりも、ご自身が四段になるために費やした勉強時間の
方が多いという自負につながっているようです。
2.”米長家の5箇条のご誓文”
 米長先生が奥様にプロポーズされたのは、六段になった26才のときでした。ところが結婚をお願いする立場の米長先生の
方が条件をだしたんですね。

             1.亭主関白を認めよ
             2.外泊の自由を認めよ
             3.仕事が第一
             4.平凡な女房になれ、妻の収入は許さない
             5.年寄りを大切に

 ”この条件を呑むなら、ボクと結婚しなさい。”ってわけですね。うーん・・・言ってみたいような、恐ろしいような・・・
(爆)
 これから彼女にプロポーズする予定のある方、くれぐれもマネをしないようにネ(笑)。責任もたないよ。(爆)
3.”やる気がないと言われるのはつらい。私はいつも全力で盤に向かっている。”
 昭和53年の十段戦。自他共に許す”打倒中原”の最有力候補の米長先生だったが、あろうことがこの七番勝負は出だしから
3連敗!
人間、苦しい立場になると、悪口の言われたい放題。やれ、”遊んでばかりでは中原に勝てない”だの何だの。しかし奮起
した米長先生、続く第4・5・6局と3連勝!あわやと思わせたが、最終局に敗れ、タイトル奪取はならなかった。
 しかし、この時の3連敗後の3連勝は、唯一米長先生だけが成し遂げた記録である。
4.”盤の底まで読み切られているようだ。”
 昭和58年冬、王将戦7番勝負4−1大山、棋王戦3−0大山。 これで大山将棋も卒業かなぁ・・・と思った刹那、
順位戦・十段戦と往復ビンタ。
 表題の言は敗局となった十段戦の自戦記の中で述べたもの。
 恐るべし大山十五世名人・・・(@_@;)
5.”われわれ棋士にとって、大山先生の葬儀以上に大事な用事とは何か!”
 大山先生の葬儀の日を、”用事がある”と欠席した若手棋士に対して、自著の中で痛烈批判。
6.”一番大切な勝負・・・それはタイトル戦でも優勝を決める一番でもない。 本当に大切な勝負とは、実は自分には関係ないが対戦相手にとって重要な一番である。こういう 勝負こそ全力をあげて勝たなければならない。”
 ご存知、”米長理論”。感動しました。
7.”横歩も取れないような男に負けたとあってはご先祖様に申し訳ない。”
 平成元年度の王将リーグは、プレーオフの末挑戦権獲得。5年ぶりに
王将戦七番勝負の桧舞台に立つことになりました。
 その時の米長先生快進撃の原動力は”横歩取り”。七番勝負でも横歩を取らせて勝負したい
ところでしょう。
 しかし、ここに一つ困った問題が・・・そう、南王将は横歩取りは避ける人なんですね。
 そこで表題の”挑発”となります。
 南王将も、むろんこれが自分に横歩を取らせようとしての発言だと承知していたでしょうが、
七番勝負では堂々と横歩を取りました。これもエライ!
 さて七番勝負の結果は、1勝3敗とカド番に追いこまれた米長先生が、その後3連勝!
七番勝負史上3度目の大逆転で6年ぶり3度目の王将位を獲得しました。
8.”あの男の兄はバカでなければつとまらない。”
 ”兄貴達は頭が悪いから・・・”の発言が世に知られるようになってから
兄上のお一人がやりかえしたもの。スゴイご兄弟だなぁ(^^ゞ
9.”詰むや・詰まざるやを全部解いたものがいれば、その男は少なくてもプロの四段にはなれる。”
自著でのこの発言のあと、奨励会員のあいだではしばらく”詰むや・詰まざるや”がブームだったとか・・・
10.”不利な将棋を逆転するには、相手よりも勝っている部分を見つけることだ。それがなければそれを作り出す。”
ありがたい終盤逆転術。しかし弱い私には実践できない・・・(;_:)
11.”相手よりも一手深く読むことだ。”
普通、将棋と言うのは、相手の読み筋をはずすことが多い。米長先生は時に大胆に相手の読み筋に踏み込んで戦い、勝利する。
その極意とも言うべき考えがこれ。



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