将棋の館−盤上のドラマ−棋界最強者列伝”鬼手”でタイトル戦デビュー飾る

”鬼手”でタイトル戦デビュー飾る

第25期十段戦7番勝負第1局−VS米長戦

▲82歩の局面

FUKUZAKI

    ついに初のタイトル戦登場!昭和61年(1986年)福崎は十段戦七番勝負に登場。相手は大豪米長。
 ”穴熊では?”の大方の予想を覆して、後手福崎は袖飛車。守勢を余儀なくされた米長が、▲82歩と
飛頭をたたいたところ。
 数手後に”鬼手”が飛び出す。

    △82同飛▲83歩△同飛▲84歩△同飛▲86銀△75銀以下、福崎勝ち

    飛車先を連打して▲86銀。とればもちろん▲97角の間接王手飛車。そこで飛び出したのが福崎の
 △75銀!取ればもちろん△86飛と走ってたちまち寄り筋。
  実はこの△75銀は米長も読んでいた。ウッカリしたわけではないのだ。米長はここで▲85歩で指
せると思っていたのだが、それは△64飛とまわられ、以下▲75銀△57桂成▲同玉△48銀▲同玉
 △67飛成で悪いのだ。ここで▲85歩が成立しないのなら、▲84歩は疑問手で、▲87歩とじっと
受けるところだったようだ。
  これ以降も激戦が続いたが、福崎は終盤でもひるむことなく、見事に大豪を寄せきった。





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