将棋の館−盤上のドラマ−平成最強者列伝/強烈な飛車捨て

強烈な飛車捨て

第36期王位戦−VS郷田戦

第36期王位戦七番勝負第四局

HABU

  ☆羽生と郷田の熱き戦い(平成5〜7年王位戦)☆

  平成5年、羽生は王位戦七番勝負に初登場。前年に谷川を降した郷田を4−0のストレートで破り、  初の王位を獲得。しかしこの屈辱を胸に、郷田は挑戦者として羽生に挑む。出だし羽生の2連勝。   今期も一方的な展開になるかと思いきや、第3局以降、得意の居飛車急戦・力戦が功を奏し3連勝!  羽生をカド番に追いこんだ。しかし第5・6局、相矢倉に誘導した羽生が連勝。王位戦V2を飾る。   そして翌平成7年、羽生の前に立ちはだかったのは、またも郷田だった! この年は出だし郷田が2連勝!あわやと思わせたが、その後羽生が4連勝。   またしても郷田は無念の涙をのんだ・・・ 上図からの手順   ▲34飛△同金▲35香△同金▲同歩△86歩▲65銀△87歩成▲同金△62香▲54銀   △64香▲43銀打ち以下羽生勝ち 先手の飛車が死んでおり、指しきりの危機。しかしこの△13香こそ羽生が待ちうけていたそうだ。 ▲34飛が強烈な飛車捨て。是非ない△同金に▲35香と打ち返す。自陣は穴熊。駒損でも攻めが 続けば十分とみている。  ▲35香に△同金▲同歩△86歩までは必然。ここで▲65銀と桂をはずしたのが好手とのこと。  △同銀は▲55角がぴったり。郷田も△87歩成りから頑張りを見せたが、▲43銀打ちとからんで  先手の勝ちが決まった。

衝撃の一手

怪物、デビューす

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