将棋の館−盤上のドラマ−/七冠ストーリー/棋王位−独自のシステム

棋王位−独自のシステム


 昭和50年、それまでの”最強者決定戦”を発展解消。6番目のタイトル戦となりました。
 最大の特徴は”敗者復活戦”の導入。”勝者組”と”敗者組”の勝ち残りが”2番勝負”
(誤字ではありません!)を行い、勝者組は1勝で、敗者組は2連勝で挑戦権を獲得できます。
(つまり”2敗失格!”ということです。)
 昭和59年、森安の挑戦を3−1で退けた米長は、通算5期の棋王獲得となりました。
 米長は当時の大山会長に掛け合いに行きました。
 ”自分を永世棋王にしてほしい”と。
 しかし大山は首を縦に振りませんでした。出した妥協案が”連続5期”で永世棋王とする−
というものでした。
 4連覇中の米長は、翌年永世棋王を賭けて桐山と戦い、そして敗れるのです。
 平成7年、羽生は森下を3−0で降し、連続5期棋王位獲得。そして初代永世棋王をも獲得
しました。
 ところで”永世棋王”の件ですが・・・条件が”連続5期”だけというのは、おかしいと思い
ませんか?
 極端な話、10期取ろうが、20期取ろうが、だめなんですよ(笑)
 たとえば通算6期とか7期の人は、連続5期だけで終わった人より永世称号の資格がないので
しょうか?
歴代の棋王タイトル保持者
歴代棋王タイトル保持者
年度1 年度2 タイトル獲得者   対戦相手  挑戦者 対戦相手 コメント
1 S.50 1975 大内延介 (三者リーグ) 大内・内藤・高島による
3者リーグ
2 S.51 1976 加藤一二三 ○○○ 3−0 大内延介 加藤一二三 1−0    
3 S.52 1977 加藤一二三 ○○○ 3−0 中原 誠 中原 誠 1−0    
4 S.53 1978 米長邦雄 ○○●●○ 3−2 加藤一二三 米長邦雄 1−0    
5 S.54 1979 中原 誠 ○●○○ 3−1 米長邦雄 中原 誠 1−0    
6 S.55 1980 米長邦雄 ○○●○ 3−1 中原 誠 米長邦雄 1−0    
7 S.56 1981 米長邦雄 ○●○●○ 3−2 森安秀光 森安秀光 1−0   敗者組から初の挑戦者
8 S.57 1982 米長邦雄 ○○○ 3−0 大山康晴 大山康晴 1−0    
9 S.58 1983 米長邦雄 ○●○○ 3−1 森安秀光 森安秀光 1−0    
10 S.59 1984 桐山清澄 ●○○○ 3−1 米長邦雄 桐山清澄 1−0 田中寅彦  
11 S.60 1985 谷川浩司 ○○○ 3−0 桐山清澄 谷川浩司 1−0 勝浦 修  
12 S.61 1986 高橋道雄 ○●○○ 3−1 谷川浩司 高橋道雄 1−0 真部一男  
13 S.62 1987 谷川浩司 ○○持●●○ 3(1持)2 高橋道雄 谷川浩司 1−0 大山康晴  
14 S.63 1988 南 芳一 ●●○○○ 3−2 谷川浩司 南 芳一 1−0 田中寅彦 敗者組からの挑戦者
15 H.元 1989 南 芳一 ○○○ 3−0 大山康晴 大山康晴 1−0 田丸 昇  
16 H.2 1990 羽生善治 ○○●○ 3−1 南 芳一 羽生善治 1−0 小林健二  
17 H.3 1991 羽生善治 ●○○○ 3−1 南 芳一 南 芳一 1−0 森下 卓 敗者組からの挑戦者
18 H.4 1992 羽生善治 千○●●○○ 3−2 谷川浩司 谷川浩司 1−0 佐藤康光 この期より2番勝負に
19 H.5 1993 羽生善治 ○○○ 3−0 南 芳一 南 芳一 1−0 佐藤康光  
20 H.6 1994 羽生善治 ○○○ 3−0 森下 卓 森下 卓 1−0 村山 聖  
21 H.7 1995 羽生善治 ○○○ 3−0 高橋道雄 高橋道雄 ●○ 1−1 村山 聖  
22 H.8 1996 羽生善治 ○○○ 3−0 森下 卓 森下 卓 1−0 中原 誠  
23 H.9 1997 羽生善治 ○千○●○ 3−1 郷田真隆 郷田真隆 ○○ 2−0 南 芳一 敗者組からの挑戦者
24 H.10 1998 羽生善治 ○○○ 3−0 佐藤康光 佐藤康光 ○○ 2−0 藤井 猛 敗者組からの挑戦者
25 H.11 1999 羽生善治 ○●○○ 3−1 森内俊之 森内俊之 ●○ 1−1 島 朗  
26 H.12 2000 羽生善治 ○○●○ 3−1 久保利明 久保利明 ○○ 2−0 郷田真隆 敗者組からの挑戦者
27 H.13 2001 羽生善治 ●○○○ 3−1 佐藤康光 佐藤康光 ●○ 1−1 郷田真隆  
28 H.14 2002 丸山忠久 ●●○○○ 3−2 羽生善治 丸山忠久 ○○ 2−0 郷田真隆 敗者組からの挑戦者
29 H.15 2003 谷川浩司 ○●○○ 3−1 丸山忠久 谷川浩司 ●○ 1−1 深浦康市  
30 H.16 2004 羽生善治 ○○○ 3−0 谷川浩司 羽生善治 ○○ 2−0 森内俊之 敗者組からの挑戦者
31 H.17 2005 森内俊之 ○○●○ 3−1 羽生善治 森内俊之 1−0 郷田真隆  
32 H.18 2006 佐藤康光 ○●○●○ 3−2 森内俊之 佐藤康光 ○○ 2−0 深浦康市 敗者組からの挑戦者
33 H.19 2007 佐藤康光 ●○●○○ 3−2 羽生善治 羽生善治 1−0 阿部 隆  
34 H.20 2008 久保利明 ○○●●○ 3−2 佐藤康光 久保利明 ○○ 2−0 木村一基 敗者組からの挑戦者
35 H.21 2009 久保利明 ●○●○○ 3−2 佐藤康光 佐藤康光 1−0 山ア隆之  
36 H.22 2010 久保利明 ○●○○ 3−1 渡辺 明 渡辺 明 ○○ 2−0 広瀬章人 敗者組からの挑戦者
37 H.23 2011 郷田真隆 ●○○○ 3−1 久保利明 郷田真隆 ●○ 1−1 広瀬章人  
38 H.24 2012 渡辺 明 ●○○○ 3−1 郷田真隆 渡辺 明 ●○ 1−1 羽生善治  

第1期棋王戦について
第1回優勝者の内藤・本戦優勝者の大内・敗者復活優勝者の高島によるリーグ戦
内藤國雄 ○○ 2−0 高島弘光  
大内延介 ○○ 2−0 高島弘光
内藤國雄 千○● 1−1 大内延介 第一局タイトル戦初の海外(ハワイ)対局(千日手)
大内延介 1−0 内藤國雄 同点決勝

個人別獲得回数
順位 獲得 登場 獲得率 獲得者名
1 13 16 .813 羽生善治
2 5 7 .714 米長邦雄
3 3 7 .429 谷川浩司
3 3 5 .600 久保利明
5 2 3 .667 加藤一二三
5 2 5 .400 南 芳一
5 2 4 .500 佐藤康光
8 1 2 .500 大内延介
8 1 3 .333 中原 誠
8 1 2 .500 桐山清澄
8 1 3 .333 高橋道雄
8 1 2 .500 丸山忠久
8 1 3 .333 森内俊之
8 1 3 .333 郷田真隆
8 1 2 .500 渡辺 明

永世棋王資格 連続5期
永世棋王 羽生善治

第1回棋王戦
年度1 年度2 優勝者   対戦相手 
1 S.49 1974 内藤國雄 ○●○ 2−1 関根 茂

九・八・七段戦
年度1 年度2 優勝者
1 S.29 1954 丸田祐三
2 S.30 1955 大野源一
3 S.31 1956 升田幸三

日本一杯争奪戦
年度1 年度2 優勝者
1 S.32 1957 下平幸男
2 S.33 1958 加藤一二三
3 S.34 1959 灘 蓮照
4 S.35 1960 加藤一二三

最強者決定戦優勝者
年度1 年度2 優勝者
1 S.36 1961 二上達也
2 S.37 1962 灘 蓮照
3 S.38 1963 広津久雄
4 S.39 1964 内藤国雄
5 S.40 1965 山田道美
6 S.41 1966 内藤国雄
7 S.42 1967 山田道美
8 S.43 1968 山田道美
9 S.44 1969 有吉道夫
10 S.45 1970 内藤国雄
11 S.46 1971 中原 誠
12 S.47 1972 有吉道夫
13 S.48 1973 原田泰夫

※最強者決定戦には名人は参加せず。優勝者と名人が模範対局を行った。

六・五・四段戦
年度1 年度2 優勝者
1 S.30 1955 加藤一二三
2 S.31 1956 神田鎮雄

古豪新鋭棋戦
年度1 年度2 優勝者
1 S.32 1957 佐藤庄平
2 S.33 1958 関屋喜代作
3 S.34 1959 木村嘉孝
4 S.35 1960 二見敬三
5 S.36 1961 大内延介
6 S.37 1962 大内延介
7 S.38 1963 佐伯昌優
8 S.39 1964 米長邦雄
9 S.40 1965 賀集正三
10 S.41 1966 桜井 昇
11 S.42 1967 中原 誠
12 S.43 1968 桐山清澄
13 S.44 1969 北村秀治郎
14 S.45 1970 安恵照剛
15 S.46 1971 菊地常夫
16 S.47 1972 森安秀光
17 S.48 1973 森安秀光

選抜名棋戦
年度1 年度2 優勝者
1 S.49 1974 田中正之
2 S.50 1975 石田和雄
3 S.51 1976 若松政和
4 S.52 1977 佐藤大五郎
5 S.53 1978 青野照市
6 S.54 1979 谷川浩司
7 S.55 1980 北村昌男

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